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July 31, 2005

「亡国のイージス」を観た

一言で言うと、舞台背景の設定を濃くした「沈黙の戦艦」(スティーブン・セガール主演)といった印象でした。ただ、どちらも似たようなシーンがあるのですが、「沈黙」の方はあり得ない設定(主人公がコック等々)も多い純然たるアクション映画でしたが、「亡国」は政治シミュレーション的な要素もあるちょっと大人なテイストだった感じだったします。
今の日本が鉄壁の盾(イージス)で守るべき国としての体裁を持っているのか・・・ちょっと考えさせられます。ただ、「日本人は自ら平和を勝ち取った事は無い!」というのには異論があります。誤解を恐れずに書かせてもらうと太平洋戦争は日本人が自分たちの考える平和を勝ち取るための戦いであったという一面があったと考えてます。それに負けてしまったため、アメリカの与えてくれる平和を甘受し、その中で発展していく道を選ばざるを得なかったのです。その結果、今のような世界にも珍しい自分の国に対する誇りが希薄な国民意識が育ってしまったように思います。・・・この話は、長く&くどくなるのでこのくらいにしときしょう。

自衛隊の全面協力も伊達ではなく、現代戦がリアルに再現されていたと思います。特に行動を阻止しようとした護衛艦(艦名忘れた・・)に「いそかぜ」がハープ-ン(対艦ミサイル)で攻撃をしかけるシーンが圧巻でした。まず、シースパローで中距離(射程約15km)の迎撃、近距離に近付いてから127mmの速射砲(連射速度早っ!)で迎撃と2段構えの防御を見せてくれました。軍艦は大砲を撃ちあって戦闘するものだと思ってた人にはファンタジーだったかもしれません。惜しむらくは、3段目のチャフ(レーダかく乱用のアルミ箔みたいなの)を散布して、CIWS(高性能20mm機関砲)で迎撃するところが見れなかったことかな。シースパローが撃てるのに、これらが全く機能しないことが果たしてあるのだろうかと思うけど、ハープ-ンが当たらないことには話が進まないので・・・ということでしょうね。
自衛隊の理念を守って沈んだ護衛艦に合掌・・・。

それと、「GUSOH」をミサイルの弾頭に仕込んで東京に撃ち込むつもりだったようですが、そのミサイルは何使うつもりなんだろう。VLSに搭載されているミサイルということでは、スタンダード(対空ミサイル)って事は無いだろうからアスロックだったのかな。でもアスロックも弾頭は魚雷なんだけどね・・・とにかく何でもいいから東京に届けば良い(GUSOHの効果は半径30キロだっけ?)ってことなんだろうから、弾頭に仕込むことが出来れば何とかなるとは思うけどね(^_^;)

あと、もうちょっとな部分としては、宮津副長と「たちかぜ」の士官たちが某国のテロリストと組んで反乱を起こした動機の部分の説明が薄かったことでしょうか。副長は、息子さん絡みもあるんだろうと思うのですが、彼について来た士官それぞれにあったはずの理由が私には見えてきませんでした。何人かについて背景の説明があれば、反乱側にももう少し感情移入できたように思えます。
更に言うと、ヨンファの妹のジョンヒって何しに出てきたんでしょうか?・・・かなり意味不明な人でした。そもそも、妹だって部分も映画だけではわからないし・・・。
原作では、この辺も深く掘り下げられてるんだろうなぁ・・・。

お勧め対象としては、日ごろから国防とか自衛隊のことを全く考えてない人としときましょうかね・・少しは考えてもらいたいということで。まあでも、深く考えないでアクション映画としてもそこそこ楽しめます。
ダイスとか、如月とか使ってジャック・ライアンシリーズのような感じで続編作れそうな気がするのは私だけかな?(某国の工作員が原発に・・・みたいな)

そうそう、鑑賞中に地震があってちょっぴりビビリました(^_^;)

公式サイト

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Comments

”イージス”に惹かれたわけではありませんがw観てきましたww

戦争と平和と自衛と理念については、常日頃から色々考えているので(笑)特に語りませんww

>ヨンファの妹のジョンヒって何しに出てきたんでしょうか?
妹だったんですねw。
海のキスシーンの意味がまったく???でした。きっと原作には心を通わせるけれど、やっぱり敵、みたいなものがあるのかな?
ああ、また敵??(笑)

Posted by: たいむ | August 03, 2005 at 11:56 PM

たいむさんへ

GAT-X303に行きましたか(^_^;)
あっちはあっちで「戦争と平和と自衛と理念」のテーマにどう答えてくれるのかこれから楽しみです。

>妹だったんですねw。
私も雑誌の特集記事読まなければ気付かなかったと思います。
原作読んでみようかな・・・。

Posted by: ずびん(管理人) | August 04, 2005 at 12:42 AM

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